2017年11月10日

視点を変える

日本メーカーが開発したテニスラケット用のカーボンは軽量で耐久性に優れています。この素材に米軍は目をつけ主力戦闘機の翼部分に採用した事例があります。またSONYのPlaystationに搭載されている画像高速処理用チップは実際に偵察機が撮影した画像の転送に利用されています。ローマにあるラボには多数のPlaystationを繋いで作成した世界一安価なスーパーコンピュータが設置されているそうです。


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上記のように気が付かぬうちに自分の研究や仕事が軍事利用されているという例は他にも沢山あります。日本はそれほど技術的な水準が高い国として認識されているのです。

この視点から日本は海外から有事の際には最も恐ろしい国の一つと考えられています。それは原発の存在です。ほぼ全国に原発は設置されています。もし日本が戦争に突入した場合、その設備を利用してあっという間に核兵器工場に変えてしまうと思われています。

非核三原則があり日本は核を保有していません。しかし、その材料は既に日本にあるわけです。またそれを生かす技術力もあると考えられています。つまり原発があるという事実が周辺国に対して紛争抑止力になり得るという訳です。

このような考え方は日本にいて日本の報道を見聞きしているだけではなかなか出てこない発想です。他者視点で物事を考えることで見えて来る事実があります。これは個人の考え方においても同じことです。受け入れがたい事実や考え方に反射的に反発するのではなく、一度深呼吸して相手の目線に立って考え直してみることで見えなかった自分を知ることが出来ると思います。


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2017年11月09日

海外渡航のリスク

昨夜のニュースをみていろいろ考えさせられる事がありました。2017年11月8日にタイのアユタヤ観光をされていた日本人旅行者が交通事故で亡くなったということでした。30年ほど前と比較すると安全面では随分といろいろな場所に行けるようになったと思います。ただ海外旅行ではやはり様々なリスクが依然としてあります。テロ、紛争、詐欺、盗難、交通事故、疾病、喧嘩…。

海外渡航の際に絶対必要なのが海外旅行傷害保険です。一時期テレビのバラエティー番組でバックパッカー然としたタレントによる貧乏旅行が紹介されていました。近年では格安のLCCも路線や本数が増えて、誰でも簡単に海外旅行が出来るようになりました。それだけに危機管理の出来ていない日本人旅行者が目に付きます。ある番組でタレントが毒グモに噛まれた時、生命に危険が及ぶということで病院で治療を受けていました。その費用、保険がなければ数百万円に昇るはずです。テレビは楽しさだけを前面に出してますが、ちゃんとリスク管理は行ってるんですね。高額な保険も買って付保してるわけです。貧乏旅行風であって本当の貧乏旅行ではないんです。

何かが起こった時にどうやって被害を最小限に抑えるか、どうやって帰国するかを考えねばなりません。ただ交通事故となりますと防ぎようがないですよね。もし万が一、海外で死亡してしまった場合、遺体を日本へ運ぶのには最低でも800万円以上の費用がかかります。遺族にとっては最愛の人を失った上に経済的な打撃まで受けることになります。一人旅なのは旅行の間の話であって、事故の際には一人だけの問題ではなくなる事を理解しておく必要があります。旅程を誰にも告げずに海外渡航するというようなことは、つまり「身勝手」な行動です。

また友人達と複数人で旅行する場合にも周囲への気遣いは必要です。危険地帯に行きたがる友人を止めることはお節介ではなく「友情」だと思います。自己責任といえばそれまでですが、それで「仲間」と言えますか?グループで旅をするのならばグループの安全を図るのが全員に課せられた義務だと私は思います。何かあっても俺のことは放置して貰って構わない、骨は拾わなくて良い!と言い切れる覚悟があって初めて「一人旅」と言えるのではないでしょうか。

例え何も起こらなかったとしても、それは用心した結果ではなく単なる偶然であったのかもしれません。それにどんなに用心しても事故は起きる時には起きてしまいます。言葉が通じないような国で周りに頼れる人が居なくなってしまった場合、貴方はどうしますか?一緒に旅をしていた友人が暴漢に襲われて大怪我をした時、貴方は友人を救えますか?或いは自己責任と言い放ち目の前で死んでいくのを見守るだけなのでしょうか。或いは自分がそのような目にあった時に、周りの友人達は力を貸してくれますか?

海外旅行は楽しいです。さまざまな体験が出来ますし、発見も多いです。ただどんなに安全と言われる国でも簡単に考えるのは禁物です。東京ディズニーランドに行くのとは訳が違います。たかだか数度の海外旅行をしたくらいで、旅慣れた達人気取りで用心を怠るのは最も危険です。私もここに書いた事を自分自身に言い聞かせて常に最悪の事態を想定した上で旅を楽しみたいと思います。

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2017年10月21日

Check CashingとPayday Loan

アメリカの銀行は大口顧客以外の一般利用者にはとにかく厳しいのです。残高がゼロの口座を利用すると一回につき20ドル〜30ドルのペナルティが課されます。例えばクレジットカードやデビットカードでの引き落としで、うっかり残高以上の買い物をするとこのペナルティの対象になります。

アメリカは大量の現金を持ち歩くこと自体が危ないというのもあり、少額でのカード利用は頻繁に行われます。新聞買って、牛乳を買って、コーヒーを飲んだとします。でも残高が残ってなかったとすると、たかだか2ドルやそこらのものの買い物を3回しただけで60ドルものペナルティが課されます。

こんなことになるんならと、Payday Loan店の利用が非常に多いのです。これは次の給料日の日付でチェックを切り、それを担保として少額のお金を借りれるサービスです。100ドル借りるなら手数料は20ドルです、とわかりやすいのも特徴です。この場合は120ドルのチェックを切って100ドルの現金を借りるわけです。勿論、期日を過ぎるとペナルティが発生します。

しかし定職の無い人にとっては銀行口座が無い、つまりチェックを切ることができないのでPayday Loanは利用できません。その場合にはCheck Casherを利用します。アメリカでは何でも支払いはチェックです。日雇いの仕事の支払いでさえチェックだったりします。チェックを貰っても使えないので、Check Casherに持ち込んで現金化して貰います。その際に手数料が差し引かれます。

このようにアメリカは弱者に対してはとことん厳しい社会です。正社員でなければ医療保険も利用できません。芸術家のアンディウォーホルが路上で倒れたことがあります。誰も助けようとしませんでした。病院に連れて行くと、連れて行った人が治療費の支払い保証にサインをさせられるからです。誰かがこの人はアンディウォーホルだ!と叫んだ為、皆が気付きアンディは病院へ搬送され彼は一命を取り留めました。

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2017年10月20日

ホワイトトラッシュ

トレイラーホームという言葉を聞いたことがあるでしょうか。キャンピングカーのような簡易式の家のことを指します。そしてそれらが集合的に集められ置かれているのがトレイラーホームパークです。近年ではモバイルホームパークなどと呼ばれていますが、主にアメリカ南部の貧民地帯に多く見られます。

トレイラーホームの利用者は貧困線以下での暮らしをしている白人が多く、彼等はホワイトトラッシュなどと揶揄されています。下記の動画はアリゾナ州タクソンのトレイラーホームパークです。英語の発音自体が怪しい女性、フィリピン人、など低所得者層を絵に描いたような生活が紹介されています。

トランプを大統領として選んだのはこうしたホワイトトラッシュ層だと言われています。わかりやすい言葉で、市民目線で問題を語ったトランプは彼等に期待を持って受け入れられました。この男なら他のエリート政治家と違って俺たちの暮らしを変えてくれるかもしれない、という期待でした。しかしトランプが大統領就任後、彼等の暮らしは変わったのでしょうか。

トレイラーホームは地中に杭を打って建てられた家ではありません。ただ地面に載せてあるだけです。その為、ハリケーンやトルネードなどの被害に遭いやすいのです。また盗難や殺人なども起こっており安全とは言えません。嘗ての冷戦時代を経てアメリカは世界に覇権を巡らせてきました。しかし市民の暮らしはその繁栄とは裏腹に貧しくなる一方です。アメリカンドリームは既に失われ、大国はその威信を失いかけています。

日本もまたバブル崩壊後、市民層が二極化されているように感じます。持てる者と持たざる者への二極化。果たして日本は今の社会システムを維持し続けることが出来るのでしょうか。私はアメリカ南部のホワイトトラッシュに日本の将来が重なって見えます。一億総中流の時代は過去の者となり、既にワーキングプア層が現れてから久しいです。社会を下支えする労働者層は増え続ける高齢者を支えきれるのでしょうか。

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posted by ランボルギーニ・タコラ at 11:21| Comment(0) | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月18日

ジャーナリスト薄命

凄いことが起こりました。Daphne Caruana Galiziaさんというマルタ共和国のジャーナリストが殺害されました。それも自動車に仕掛けられた爆弾で爆死という凄まじいものです。この方はパナマ文書の存在を暴き、Tax Heavenの実態を世に知らしめたことで有名になった人です。

私が非常に興味をひかれるのはここに更なる秘密が隠されているのではないか、という可能性です。彼女を殺害することによって、他のジャーナリストへの警告としているのだと推察されます。これ以上嗅ぎ回るとお前もこうなるぞ、ということですね。世界にはまだまだ知られざる事実が隠されているのだと感じさせられた事件でした。

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posted by ランボルギーニ・タコラ at 09:13| Comment(0) | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする