2017年07月07日

Oh、メリーアン、突然何処へ消えたのか?

マニラで米の配達をやっていた頃にたまに遊びに行っていたKTV(俗にいうフィリピンパブのこと)がありました。そこにアルフィーの高見沢俊彦にクリソツな女がいました。10代、20代のGRO(Guest Related Officerの略で接客係のこと)がひしめく中、高見沢は31歳。キャピキャピのカラ頭GROに飽きていた私は高見沢を指名しました。店内でのカラオケ一曲目は勿論メリーアン。それ以来、その店に行くと必ず高見沢を指名するようになりました。正直なところ、別に誰でもよかったのですが、まあ、きっかけがそんなことで、何となく指名し続けてた訳です。

或る日、高見沢が私に仕掛けてきました。私、貴方みたいな人がタイプなの。今度、店の外で会ってよ。あ、来週誕生日じゃない?お祝いしましょうよ!そんなふうに言われて舞い上がるほど私はバカじゃありません。こんなタコに女が寄ってくるはずがない、と分かっているので何か腹があるんだろうと思いつつ好奇心から彼女の誘いを受けました。

私の誕生日にディナーデートをしました。二軒目は雰囲気の良い小洒落たバーでした。良い具合に酒が身体に回った頃、これから何処に行くの?と聞いてきました。これはフィリピン人女性特有の誘い方で、私この後何処にでもついて行くわよ、という意味なんです。当然、バーからほど近いモーテルにしけこみました。

薄明かりの暗い部屋の中で、私は彼女の腹に妊娠線があることに気が付きました。子供がいるという話は全然聞いていません。これは何かあるなと感じた瞬間です。そして、コトが始まり、いざという段で彼女はコンドームを付けないように促してきました。どうして、そんなもの要るの?私のこと愛してないの?気持ちよくなりましょうよ、大丈夫だから、大丈夫だって!

やけにしつこく焦り気味にナマを要求してくる高見沢。後日彼女が「私、妊娠したみたい…」と言ってくるのが目に見えました。つまり堕ろすからお金頂戴と、こういう詐欺ですね。なのでコンドームを二枚重ねて「何か問題あるの?」と言ってやりました。「無いけど…」と何だか残念そうな彼女の顔!作戦が失敗した彼女にはもうやる気はありません。もはやマグロと化した高見沢を良いように料理してやりました。

それから二週間ほど経過したある日、私の携帯に高見沢からのメッセージが届きました。曰く弟が喧嘩に巻き込まれて相手を刃物で刺してしまった。相手は病院に担ぎ込まれて絶対安静の状態。ただ示談にするとの話が持ち上がっており、20万円出せば弟を警察には訴えないと言われている。「そんな大金持ってない!フィリピンで刑務所なんかに入れられたら弟は出てこれる保証は無いわ、どうしよう!」と悲壮感漂うメッセージが続きました。

私から彼女への返事は彼女の期待を見事に裏切るものでした。「弟さんは人を刺した。いかなる理由にせよ、神は許さないだろう。彼は罪を償うべきだ。だから一日でも早く彼が出所出来るように僕も神に祈りを捧げるよ」。そして彼女が言い放った一言が「WHAT⁈」。私は密かに勝利宣言を高らかに行ったのでした。
タグ:フィリピン
posted by ランボルギーニ・タコラ at 09:33| Comment(0) | TrackBack(0) | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする