2015年08月29日

経済格差の不思議

13年末〜14年初のJETRO調査によると、東京での一般工職の賃金は2,523ドル。この時期のジャカルタを調べてみたところ241ドルとなっていた。生まれた場所が違うだけで収入に10倍の開きがあるということだ。因みに下記のアジア・オセアニアでの基本給比較でみるとヤンゴンが71ドル。ジャカルタの1/3以下だ。シドニーは3,997ドルで東京の1.5倍以上。オーストラリア人から見たら、日本人て可哀想ね…となるのかもしれない。もちろん収入比較だけしても意味がない訳で、住宅とか食費がどのくらいの水準かによって暮らしぶりは変わる。
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ジャカルタでは輸入品の値段が極端に高い。先日も日系食料品スーパーでインスタントラーメンを買おうとしたら5袋入りのパックが1,000円だった・・・。普通は300円くらいのものだろうから、3倍以上ということになる。ジャカルタでは袋ラーメンは私にとって高級品だ(笑) ただこの場合の価格差は輸入諸掛や関税だとわかる。しかし、人件費の差はよくわからない。もちろん、理屈の上では理解しているのだが、実際に目の当たりにすると良く分からないよねと思うわけだ。

フィリピンのCITY BANK頭取の基本給は5,000ドルほどだそうだ。本国のCITY BANKの人と話した時に、アジアは優秀な人材が安価で雇用できるから非常に楽だと言っていた。同じ事を米国人にさせたら、そんな低水準の給与ではとても賄えないという。なるほど、単純労働者だけではなくホワイトカラー層での人件費の差も当然あるわけだ。

ドイツのバイエルに勤務する日本人の友人は同じこと、いや彼等より遥かに良い仕事をして結果を出しているのにドイツ人達との給与差があまりにも違い過ぎると不平をこぼしていた。逆にシンガポールの日系企業に勤めるIT部のインド人は、いつも日本人が上のポジションについて自分は全然出世できないと憮然とした様子でこぼしていた。

日本でも最近は所得格差が著しく乖離し始めている。以前は年功序列の横並びで、サラリーマンは気楽な稼業などと唄われた。しかし今や若い女性達が求める理想の男性像の条件として、「正社員」であることを挙げるほどだ。しかし、それにしてもだ、そこまで人々の間で大きく待遇の違いを感じることはあまりない。それは贅沢が出来るかどうか、という部分を除けば、基本的な暮らしは豊かなものだからだ。

私が住んでいるところはジャカルタ経済の中心部で証券取引所などが近くにある、いわば丸の内のようなエリアだ。新しいビルの建設がそこら中で行われている。日本と違って夜間でも工事は行われている。暑い日中より作業が捗るのかもしれない。安い人件費で雇われた地方からのワーカーが必死で働いている。2億5千万人の人口のある国だから働き手は幾らでもいるのだろう。
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その一方でレストラン街では洒落たバーやレストランが軒を連ねており、そこにまた大勢の人達が集まっている。週末のCLUBでは15ドルもする料金を払って若者達が中に入ってくる。ソファー席でドンペリを何本もオーダーしている様子はまさに日本のバブル時代そのもの。一体この人達はどこからそんな収入を得ているのだろう・・・?その中の一人に話しかけてみたところ、ゴルフコンペの続きで来ているとのことだった。優勝者にはミニクーパーが商品として提供されたと聞かされた。なんともはや・・・。
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posted by ランボルギーニ・タコラ at 19:12| Comment(0) | TrackBack(0) | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

時速10キロのランボルギーニ

ジャカルタ市内に登録されている自動車を道路に並べていくと、北岸の海に落ちてしまうのだそうだ。それほど自動車の数が多い。或いは逆に道路が少ないとも言える。とにかく早朝から深夜まで恐ろしいほどの渋滞は、世界最悪との汚名を冠されているのだ。

特に週末や祝日の重なる連休の前日などは地獄と言っても過言ではない。歩けば数分の距離でも車だと30分以上かかってしまうということも珍しくない。これだけ交通インフラが壊滅状態だと、物流面での機会損失は相当なものではないかと邪推される。

ジャカルタには富裕層の人々が多数暮らしている。彼等の超高級車を頻繁に見かける。だが、壮絶な渋滞の中をノロノロと進んでいく様はこの国の構造的な矛盾を体現しているようで非常に滑稽だ。時速10キロで走るランボルギーニが車間をすり抜けるスクーターに抜かされる。

と言う訳で今日も私は渋滞に巻き込まれて、このブログを狭い送迎バスの中で書いている。ジャカルタは暮らしやすい都市だと思うのだが、渋滞がその評価を低い位置へと押し下げてしまう。これさえ解決してしまえば、ジャカルタにはもっと多くの人が集まるはずだ。その日まで後どのくらいかかるのか皆目見当も付かないのだが…。

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posted by ランボルギーニ・タコラ at 00:05| Comment(0) | TrackBack(0) | Podcast | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする