2015年08月27日

楽しいブラックマーケット

夥しい数のコピーDVD。洋画の他に、アメリカのTVドラマシリーズ、韓国映画、日本のアニメもある。他にもmp3が詰まったCDや、ブルーレイディスクの映画もある。ブラックマーケットに並ぶ違法な海賊版だ。DVDの映画だと1枚で7,000ルピア、日本円にして約63円。10本の映画を観ても630円・・・。違法とは分かっていても、ついつい手が伸びてしまう。普段は観ることが出来ないジブリ作品がズラリと棚に並べられていたらどうしても買ってしまうのが人情というもの。日本語で会話する機会が少ない暮らしの中では、とても新鮮なリフレッシュとなるのだ。この手の商売が絶対に無くならない所以だ。
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ブラックマーケットには世界中から怪しいものが集まってくる。ブランドバッグのコピー品。アーティストTシャツのコピー品。聞いたこともないようなメーカー名の家電製品。どこからかデザインをパクったと思しき洋服。効き目の疑わしい毛生え薬。巨大なビルの中に所狭しと置かれている。一日ぶらぶらと冷やかして回るのも結構楽しいものだ。

勿論、こんな物を日本に持ち帰ることは出来ない。空港で見つかればすぐに没収されてしまうし、大量に輸入するような悪質なケースでは処罰されることにもなる。では何故そんなものがインドネシアに入ってくるのか?実は輸入許可を出しているのは政府の通関所なのだが、そこに特別なコネクションがある。あまり詳しくは書けないが、然るべき人物を通せばほとんどのものはスルーで入ってしまう。

という訳でポールマッカートニー辺りが騒いで海賊版の取り締まり強化を叫んでも、なくなることは絶対に無い。お役人の貴重な収入源になっているのに、そのお役人が自らそれを取り締まることなどあり得ないからだ。かくして、海賊版は今日も堂々とブラックマーケットの軒先で売られ続けている。そこに小さな楽しみを見出している自分のような客が、罪の意識も感じず気軽に買っていくのだ。
posted by ランボルギーニ・タコラ at 16:32| Comment(0) | TrackBack(0) | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする